ニカラグア ロスコンゴス パカマラ

中米のニカラグアは、近年国際品評会など、良質のコーヒーを生産することで良く知られておりますが、80年代の内戦でコーヒー産地は荒廃し、90年代に入ってから、漸く良質のコーヒーが登場するようになりました。
中米生産国の中で、ニカラグアは貧困国の一つであり、2000年初頭のコーヒー危機の時代は、フェアートレード運動で注目された生産国でした。
そのようなコーヒーの歴史の中で、生産処理工程、収穫は伝統的な手法が守られております。
またニカラグアの約90％の生産者は小中規模生産者です。
コーヒーの樹の品種においても、特定品種をある区画で分けて栽培する他の先進的な中米生産国とは異なり、ニカラグアでは、内戦時の混乱期、90年代の産地のリハビリ（新植、手入れ）を通じ、様々な品種がバラバラに植えられており、それが今でも残っております。
ロスコンゴス農園は1997年に、パグアガ一家によって創設され、その後COEやCoffee Reviewなどの国際品評会で優秀な成績を収めています。
中でもパカマラ種は2015年Coffee Reviewでは95点で第3位に入り、同農園のパカマラ種の名声をあげました。
ロスコンゴス農園は、ニカラグア北西部のホンジュラス国境沿いにあるヌエバ・セゴビア地域のサンフェルナンド山麓（標高1800m）に位置します。農園名はこの周辺に住む『コンゴス』という名の猿に由来しています。農園の大部分はデコボコしており、松の木や土着の木々に囲まれた青々とした山岳地帯で、コンゴス猿や他の自生動物達が自由に歩き回ることができる自然状態そのままに保護されています。

品 種： パカマラ
農 園： ロスコンゴス農園
農園主： パグアガさん
栽培地： ニカラグア ヌエバセゴビア地域 サンフェルナンド地区
標 高： 1350m - 1600m
収穫時期： 1月 - 4月
生産処理： ナチュラル